
「何をして暮らしていきたいか」
現代は情報過多の時代で、多くの人がSNS等の情報の洪水に翻弄されていると感じます。また、情報が豊富にある一方で、本当に価値のある情報を見極めることが難しくなっているのも大きな課題でしょうか。
そんな中で、いざ「家を建てる」というと漠然とした思い描くあいまいな「欲しい家」というものが来てしまいがちですが、真に大切なのはそこで行われる「暮らし」だと思います。誰と何をしてどう暮らしていきたいか、そうご自身に問い優先順位をつけることで、様々な選択肢があるなかで、本当に自分が大切にしたいことをしていく家が出来上がり、また人生を豊かにしていくものと考えています。
現在は建築資材や燃料の高騰、職人不足による人件費の高騰などでかつてないほど住宅建設費用が上がっています。あれもこれもではなくてご自身にとって本当に必要なものは何かと明らかにしていくのは建設コストを下げるといった意味でもとても大切なことに思います。また、ライフサイクルコストいう観点からも考えて不要なエネルギー消費を抑えるというのも一つでしょう。
住宅建設には逆境の中であってこそ、今一度「住まい」を見つめ直し、ご自身にとって何が人生において重要かを見定めるチャンスと捉えることもできるのではないでしょうか。
それぐらい考えないとやってられないよと思ってしまう、色々な物の価格高騰化であります…