いわゆる定価が決まってほぼほぼ均一な完成品の商品とは違って、「工事費」というのはいわゆる一点物であり、なおかつ現場現場の状況によって異なる、さらにはそれを施行する会社によっても変わってくるというものなので、ちょこっとご説明したいと思います。
工事にかかるお金は、大きく3つに分かれます:
1. 直接工事費 – 工事に直接必要なお金
- 材料費(建物の材料や設備など)
- 人件費(作業員さんの給料)
- 機械代(重機のレンタル代など)
2. 間接工事費 – 工事を進めるために必要な裏方のお金
- 仮設費(現場の養生や仮設トイレなど)
- 現場管理費(現場監督さんの人件費など)
- 一般管理費(会社の運営費など)
3. その他の経費
- 保険料
- 申請費用など
これらの合計の金額が最終的な工事費となります。
でもっと単純にいうと「材料費」+「施工費」+「経費」=「工事費」となります。
上記の「直接工事費」とちがって、この「経費」の部分がなかなか見えない部分でわかりづらいのですが、当社のような小さな工務店ではここの「経費」の部分で大きな会社よりも有利にできるのではないかと考えております。また、営業というものがないので、施工者に直接伝える安心感というものがあると自負しております。
ちなみに直接工事費の人件費は「公共工事設計労務単価」を参考にしていただくのが良いかと思います。